心がつらい時は、自然に抱かれてみよう

2024.3.7

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自然でいられないことが苦しみのもと

毎日ただ生きていて、苦しいなと感じることはありませんか?

いつも学校や仕事へ行き、同じように過ごしているのに、いつも心がつらくてしんどい。

そんな時は、あなたが自然に生きられず、常に何者かになろうと頑張っている証かもしれません。




自然であることは、取り繕ったり、自分以外の何物にもなろうとしない、そんなあるがままの自分の姿です。

人も他の動植物と同じように、本来は自然なあるがままの生き方をしていたはず。

しかし、社会が大きく複雑になるにつれて、私達は自然な生き方を忘れてしまいつつあります。

それは、単に物質的な自然から離れ、緑の少ない町の中に暮らすことになっただけではありません。




・等身大の自分ではない何者かを目指すよう言われたり

・時間に追われ常に焦りや不安を感じていたり

・自分や人を変えようとしたり

・物や関係に過度に執着したり

不自然なことを挙げようと思えばきりがありませんね。




つまり、環境だけではなく、在り方そのものが自然ではなくなっているということです。

ただ人間の社会で生きていくだけで、様々な不自然な在り方をすることが求められるのです。




自然はあなたを変えようとしない


自然の中にいると分かりますが、自然は決してあなたに指図しません。

「あれをしなさい」

「これもしなさい」

「こういう風になりなさい」

「こうじゃないとダメですよ」

自然はこんなことを言わないのです。




何かが出来ないからと言って、あなたにもたらされる空気の量は他の人と変わりませんし、降り注ぐ太陽の光だって変わりません。

自然はあなたと誰かを比較することも無ければ、ひいきすることもありません。

自然とは、どんなあなたでも拒否することなく受け入れてくれます。

それが自然の在り方です。

完璧を目指さなくていい、人や自分を無理に変えようとしなくていい、自然は私達にそんなことを感じさせてくれます。

自然に抱かれてみる


自然な在り方をしたくても、それは難しいと感じる人がほとんどだと思います。

人はそれぞれが所属する集団や組織のルールや方針に合わせて生きているからです。

しかし、常にその中で生きるのは息が詰まります。

そんな時こそ、実際の自然を感じる時間を持つということが大切になってきます。




時間や移動の問題で難しい方は、一人でボーっと青空や星空を見上げ、何もしない時間を作るでもかまいません。

ただぼーっと自然の移り変わりを感じてみて下さい。

あなたは、その自然の一部です。


頬に感じる風や、次第に形を変えていくフワフワの雲、大地にしみこむ雨、夜空で瞬く星々と同じです。




そのように、本来の自分は宇宙全体にまで広がる自然の一部です。

この感覚を忘れてしまうと、人間特有の「一人で独立していて生きている存在だ」という誇大妄想にとりつかれやすくなります。




私達人間も、あくまで自然という全体の一部として循環の中にあります。


自然に抱かれる時間を通して、身体の力を抜きましょう。

何者かになろうとせずとも、ただそこに存在していることがありのままで完璧なのだと感じてみて下さいね。





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