ネガティブ感情に抵抗するから苦しい

2024.2.1

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抵抗することが苦しみを生む

私たち人間には、様々な感情があります。


嬉しいや楽しいのようなポジティブなものもあれば、悲しい、寂しい、絶望感、無力感、苛立ちなどのようなネガティブなものもあります。

これらには良いも悪いもなく、思考と同じように自然とわき起こってくるものです。




しかし、私達は感情を平等に感じることが出来なくなっています。

ポジティブな感情であれば抵抗せず感じることが出来る人が多いでしょう。




一方、ネガティブな感情はあってはいけない、感じたくない、極力少なくしなければいけないと、抵抗してしまいがちです。

抵抗するということは、感じまいと必死に藻掻いたり、跳ね返そうと力を込めて暴れたり、自分を守ろうとして硬く縮こまるようなものです。

けれど、感情というものは自然に内側からわき起こってくるものであるため、いくら抵抗しようと思っても、抵抗しきることは出来ません。

そして、どうにもならないものに必死に抵抗することで苦しみが生まれます。




水に溺れそうになる場面をイメージして頂けると分かりやすいでしょう。

パニックになり力を入れて暴れてしまうと、かえって溺れてしまい苦しくなりますよね。

逆に、全身の力を抜きリラックスしていると、人は水の上に浮かぶことが出来ます。

この状態が抵抗してない状態です。




また、呼吸をすることも同じです。

生きている以上、呼吸したいと感じることは、生命維持に欠かせないとても自然な感覚です。

その自然な感覚に逆らい、呼吸をしたくないと思って呼吸をしないように踏ん張っていると、苦しくなるのは当たり前ですよね。




私達はそれと同じようなことを、ネガティブ感情に対して行っているのです。

悲しみや苛立ち、絶望感や無力感などを感じることに、「嫌だ~!、感じたくない~!」と抵抗することで、余計にその感情に飲み込まれていきます。

悲しみが湧いてきたのなら、「あ~、そうか、私は今悲しいのね」と力を抜いてそのまま感じてあげれば良いだけなのです。




それが苛立ちでも、他のネガティブ感情でも全て同じこと。

それを何とかしないといけないとか、こんなことを感じるなんて良くないとか勝手に意味づけする必要もありません。

もしもあなたがネガティブ感情に藻掻いているのならば、自然にそのまま受け入れ、感じるようにしてあげましょう。




抵抗することの弊害


ネガティブ感情に抵抗すると、その時苦しいだけでなく、それはいつか大きな弊害を伴って、あなたに返ってくることがあります。



1つめは麻痺してしまうことです。

「別に大したことじゃない」「何でもない」などのように我慢して何でもない様に振舞っていると、いつか感情が麻痺してして感度が下がってしまいます。

大きな問題がない様に思われがちですが、このようになると、ネガティブな感情も感じにくい代わりに、ポジティブな感情や自分の好きなものへの感度も下がってしまいます。

「何が好き?」「何が楽しい?」と聞かれても分かりにくくなるということです。




2つめは心身の病気を発症しやすくなることです。

感情への感度が下がっても、感情自体が無くなるわけではないので、心の奥には感情が蓄積されていくことになります。

訳の分からないモヤモヤが溜まる一方なので、年齢を重ねるに従って抱え込んだ負債が手に負えなくなっていきます。

すると、うつ病などの精神的な病気へ繋がったり、身体の病気となって現れやすくなります。

いくつからでも自分の感情と向き合うことは可能ですが、病気になってしまってからでは大変ですよね。

気付いたら早めに向き合うようにしてあげられると良いでしょう。






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