あなたの言葉を一番聞いているのは、あなた自身

2023.8.24

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昔から、「言葉遣いには気をつけなさい」と言われていますね。

日本には言霊という概念があり、言葉そのものが力を持っていると言われています。

確かに、言霊は非常に大切ですが、今回は言葉の方向性という観点から、言葉の扱い方の注意点をお伝えします。

あなたには口癖や、よく使う言葉はあるでしょうか?

それは自分一人の時に何気なくつぶやく言葉であったり、あるいは人との会話の中で使う言葉かもしれません。

それは誰に対して向けた言葉だと思いますか?



実は、言葉というのは、全て自分に返ってくると言われています。

あなたが、誰か他者に対して発した言葉であっても、言葉の方向性は、全て自分に向いているということです。

他者に対して使った言葉が、なぜ自分に向くことになるのか。

そこには、人の脳の働きが深く関係しています。


人間の脳には、理性や知性などを司る「新しい脳」と、それ以外の感情などを司る「古い脳」があります。


私達は言葉の主語を認識できているように感じますが、この主語を認識するということは「新しい脳」でしか出来ないことです。


「古い脳」は主語の認識ができません。


そのため、誰に向けた言葉なのかを理解できず、自分が他者に対して発した言葉も、自分事として受け取ってしまうと言われています。

言葉を発すると、その音は耳で拾われ脳に届きますね。

理性では、誰に向けた言葉か分かったつもりになりますが、脳の深いところではそれが分かっていません。

それを知らず、自分が他者に対して、けなすような言葉や悪口などを口に出したり、「~してはいけない、~すべきだ」等の言葉を口にしていると、どうなるでしょう?



そうです。

自分が人からそれを言われた時と同じような状態になってしまうのです。


そのようなことを繰り返すと、人に対して厳しい言葉を口にするたびに、自分を傷つけることになります。

すると、後から自己嫌悪に陥ったり、攻撃性が増すようになります。



これはつまり、言葉が「自滅の刃」となり、自己破壊を起こそうとしているのです。

昔から言われる「人を呪わば穴二つ」ということも、こういうことなのかもしれません。

口には出さず、心の中で思うだけなら大丈夫でしょと思うかもしれませんが、それも結局は脳で認識されるようになるため、口に出すことと大きな変わりありません。

自分で自分を不幸にしたくないと思うのであれば、自分が使う言葉や思いには気を付ける必要があります。


かの有名なゴルフ選手のタイガーウッズは、結果を左右するような大きな場面で、対戦選手が上手くいきますようにと祈っていたそうです。

これは相手を通して自分に呪いをかけるのではなく、相手を通して自分を祝福することに繋がっています。



あなたも、誰かの悪口が浮かびそうな時には、心の中でかまいませんので「幸せになりやがれ」と叫び、相手とそして自分を祝福してみると良いかもしれません。




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